火葬は必ずしも普通の習慣ではない。

世界における火葬・世界的にみて、火葬は必ずしも普通の習慣ではない。

儒教では火葬は身体の毀損行為であり、中国の歴代王朝の法典においても禁止が明記されている。

これを踏まえて日本の火葬に立ち戻るなら、その儒教の国から渡来した仏教の僧道昭が、日本における火葬の嚆矢となったことは非常に興味深い事実といえる。

また、ユダヤ教およびこれに起源を持つキリスト教、イスラームでは、最後の審判における死者の復活の教義を持ち、この際もとの体が必要と考えられているため、火葬への禁忌が強いが最近では火葬も増えている。

アメリカ合衆国での火葬率は、プロテスタント保守派の間で禁忌が強いこともあり20%強にとどまるといわれるものの、一方で、同じキリスト教圏にあるともいえるイギリス、及び同国の影響下にある、あった国々の多くでは、いずれの70%強、ないしこれに準ずるの火葬率を示していることから、火葬と、これを禁忌とする素因を宗教的側面については、一定の留保をもって臨む姿勢が求められる。
update:2010年02月19日